がん光免疫療法全般に関する Q&A

こちらでは国立がん研究センターが実施している、がん光免疫療法(イルミノックス治療)の最新情報についての解説や、同治療に関するよくある質問とそれぞれの解答を取りまとめてご紹介していきたいと思います。

参照元:国立がん研究センター
https://www.ncc.go.jp/jp/ncce/topics/2021/0209/NCCHE_illuminoxQA_20210209.pdf

Q?本治療はどのような仕組みか

アンサー

がん細胞の表面に多くあらわれる特定のタンパク質に結合する性質をもつ、アキャルックス®という薬剤を患者に投与し、専用の医療機器を用いてレーザ光を照射すると、薬剤のアキャルックス®が反応し、がん細胞を死滅させるという治療法になります。

Q?対象のがんは何か

アンサー

頭頸部の扁平上皮癌が対象となります。適応症は「切除不能な局所進行又は局所再発の頭頸部癌」です。なお、化学放射線療法などの標準的ながん治療が可能な場合には、化学放射線療法やその他の治療法を優先すると定められています。また、手術ができる場合などの場合も光免疫療法の対象とはなりません。

Q?本治療を受けるにはどうしたらよいか

アンサー

まずは現在がん治療を受けている主治医の先生に相談してください。なお、適応症は「切除不能な局所進行または局所再発の頭頸部癌」となっているとのこと。ただし光免疫療法療以外にも、患者の病状に応じて最適と考えられる標準治療や、参加可能な治験などがある場合もありえるとのこと。それゆえ国立がん研究センターへの来院の際は、主治医と相談の上、医療相談(セカンドオピニオン)での受診を推奨するとしています。

Q?本治療を受ける条件は?

アンサー

扁平上皮癌であり、放射線療法などの治療を受けたことがあること、その上で手術ができない状態であることが原則となっています。加えて、頸動脈など大血管への腫瘍浸潤がないこと、全身麻酔下に光照射が可能な病変であることという条件も加わります。なお、光免疫療法に必要なアキャルックス®を投与された後は、4週間に渡って強い光や直射日光を避けることなどが必要になります。

Q?ほかの治療ではなく本治療を受けたい

アンサー

上記「Q?本治療を受ける条件は?」に当てはまらない方は光免疫療法の対象外となります。また本治療は手術や放射線療法を行うことができない場合の方法となっています。患者さんの病状や全身の状態などによっては、薬物療法を勧められる場合もあるとのことです。

Q?現在、治験が実施されているがん種はなにか

アンサー

「国立がん研究センターにおいては、医師主導治験として「既存の治療で根治が困難な、食道部の扁平上皮がん」「切除不能な進行・再発胃がん・食道がん」の患者さんを対象とした治験を実施しているとしています。

Q?頭頸部がんの治験の成績が知りたい

アンサー

日本で行われた臨床試験では 3 例中の2 例、海外で行われた臨床試験では 30 例に対して 13 例において腫瘍が縮小したという報告がなされています。ただし、どの試験においてもまだまだ対象患者数が少ない状況であることに留意してほしいとされています。また、注意すべき副作用として出血、舌や喉の腫れ、痛み、アレルギー反応、光線過敏症や皮膚障害があります。

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