こちらでは、がんの転移や再発防止も期待できるとされる、がん光免疫療法についての最新情報を解説。神戸・ポートアイランドの神戸大学病院国際がん医療・研究センター(ICCRC)に新設された専門外来についても紹介します。
参照元:神戸新聞NEXT
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202107/0014470016.shtml
光免疫療法では体に無害の近赤外光を照射し、光を吸収する物質の化学変化を利用することでがん細胞を選択的に破壊するというもの。免疫を活性化する働きにより、転移がんを治したり、再発を防止する効果が高いと期待されています。
神戸大学病院では、この光免疫療法の治療および研究拠点として、神戸・ポートアイランドに所在する同病院の国際がん医療・研究センター(ICCRC)内に新設しました。光免疫治療の専門組織としては兵庫県内で初とのこと。
光免疫治療の対象となるのは手術や放射線治療ができない頭頸部がん患者に限られています、また大きな血管から遠いといった具合に、がんが発生している位置にも制約があります。それゆえ、専門外来の診察で適性を見極め、適用外となる場合は治療法を探る措置が採られるとのことです。
同センターでは「症例を重ねることで治療の精度を高めたい」との抱負を述べています。なお、原則として他院からの紹介患者に限られているため、治療希望者は通院している病院に相談してほしいとのことです。
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