再注目!患者の身体的な負担少ない「光がん治療」

患者の体への負担が少ないがん治療法として注目されている「光がん治療」。ここでは、2021年8月22日付で「Yahoo!ニュース」に掲載された記事を参照し、MeijiSeikaファルマ(東京都中央区)が力を入れている「光がん治療」にについてご紹介します。

参照元:Yahoo!ニュース「患者の身体的な負担少ない「光がん治療」。再注目のワケ」

https://news.yahoo.co.jp/articles/a69e8e6c4c3db6fa7ad78396347824723ac845e0

注目されているMeijiSeikaファルマの「光がん治療」

MeijiSeikaファルマ(東京都中央区)は、レーザーの光によってがんの治癒を目指す光線力学的療法(PDT)に力を入れています。現状、PDTを行えるのは日本国内に限られるものの、患者の体への負担が軽いことなどを理由に、海外の医療機関等からの問い合わせが増加。そのニーズに応える形で、同社は海外での承認取得に向けた動きを加速させています。

MeijiSeikaファルマの光線力学的療法(PDT)とは?

「がん細胞に集まりやすい性質」と「光に反応して活性化する性質」を併せ持つ「レザフィリン」という薬剤。これを注射で患者の体内に投与したのち、内視鏡を通じて患部に光を照射します。これにより、がん細胞の周辺に集まった「レザフィリン」が活性化。一重酵素が発生して腫瘍や腫瘍血管が壊死する、というメカニズムです。

もともとは早期肺がんの治療法として2003年10月に承認を得たPDT。2013年には原発性悪性腫瘍として、2015年には化学療法後の再発に対する治療法として、同年に放射線療法後に残っている食道がんに対する治療法として、その適応範囲を徐々に拡大していきました。

新たな作用機序など様々な研究が進行中

国内約60の医療機関で導入されているPDTですが、実際にPDTを行っている現場の医師たちからは、直接的ながん治療効果以外にも「免疫賦活作用」があるのでは、との見解も聞かれています。

この「免疫賦活作用」に関する研究を含め、PDTの他のがんへの適応拡大の研究などが、2021年現在、医師たちを中心に進行中。研究中の事案の中には、子宮頸がんの前段階「子宮頚部異形成」や早期肺がんの末梢肺がんへの適応格段など、治験の最終段階に入ったものもあります。

楽天メディカルの「光免疫療法」との違い

2020年、新たな光がん治療の製造販売承認を取得したとして、楽天メディカルが一部マスコミで注目されました。

光を使ってがん治療を行うというコンセプトはMeijiSeikaファルマのPDTと同じですが、楽天メディカルの光がん治療においては、光感受性物質と抗体医薬品を使う点が異なっています。

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