※この記事は以下のページを参考に作成しています。
参照元:ミクスonline「楽天メディカル 順天堂大のオープンイノベーションプログラムに参画 光免疫療法の発展目指す」https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=72434
通販大手の楽天グループに属するバイオベンチャーとして医薬品や医療機器開発を手掛ける楽天メディカルでは、2022年1月21日、順天堂大学のオープンイノベーションプログラム「GAUDI(Global Alliance under the Dynamic Innovation)」に参画することを発表。光免疫療法のさらなる発展を目指すとしています。
その概要や今後の取り組みなどについて解説しています。
附属病院6院を有する順天堂大学が2019年7月1日よりスタートさせたもので正式名称は
“Global Alliance Under the Dynamic Innovation”、その頭文字をとって通称“GAUDI”と呼ばれています。
その目的として掲げているのが「新たな医療技術の社会実装(実用化)」というもの。大学や企業といった枠を超えて、順天堂大学の誇る大規模臨床プラットフォームを活用してもらい、検証実験のフルサポートを行うというもの。新しい医薬品や医療機器の実用化を目指す研究者や技術者が集い、日々研鑽を重ねています。
楽天と言えば、ネット通販大手として知られ、プロ野球やプロサッカーチームの運営、さらには旅行や保険、モバイル機器など、様々な事業を展開する一大グループに発展しています。
そんな楽天グループの一員である楽天メディカルは、米国カリフォルニア州 サンディエゴを本拠地とするバイオベンチャー。2010年に旧アスピリアン・セラピューティクス社として創業した後、がん克服への願いを持った研究者ミゲル・ガルシア・グズマンと楽天グループトップの三木谷浩史氏の出会いによって、楽天グループに参画したという流れになっています。
楽天メディカルが順天堂大学の“GAUDI”に参画する一番の理由は、楽天メディカルが元々得意としている光免疫療法の一種、イルミノックスプラットフォームをさらに発展させ、新たな治療法の研究開発や実臨床ニーズへ対応するためとのこと。
上記の通り楽天メディカルは元々がん克服を目的としたバイオベンチャーであり、その技術基盤となっているのが、薬剤と光を組み合わせたイルミノックスプラットフォームに他なりません。「薬剤の投与」と「光の照射」の2段階で構成されており、特定の細胞に特定の光を照射することで光感受性物質が活性化し、生化学・物理学的プロセスにより、特定の細胞を壊死または排除するという仕組みとなっています。
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