これまでになかったがんの治療法である光免疫療法は、承認と実用化に向けた臨床試験も大詰めを迎え、世界中の注目と期待を集めているところです。日本国内では、承認に先駆けて一足早く光免疫療法を受けられる病院があります。2021年3月現在のところ限られています。ここではその情報をお伝えしていきます。
これらのクリニックで行われる治療は保険適用外の自由診療のため、治療費は全額自己負担です。がんのステージや症状により、治療費用や治療期間、治療クール数は異なります。詳しくは医師へご相談ください。また、副作用や治療によるリスクなども診療方法によって異なります。
鳥取県鳥取市の「よろずクリニック」は先進的ながん検査をはじめ、光がん免疫療法、遺伝子療法、6種複合免疫療法などを厳選して導入しています。
がん治療において「がん免疫サイクル」を重要視し、がんが効率よく免疫機能から逃れているために進行してしまうというのがよろずクリニックの基本的な考え方です。したがって、身体の免疫機能にダメージを与えない方法でがん抗体を放出し、免疫機能を活性化して治療効果を高めることが理想。ICGリポソームを用いた光がん免疫療法もその1つに位置付けています。
萬憲彰院長は、30年以上にわたって地域医療に貢献してきたお父様に代わって医業を継承されています。大学病院や総合病院に勤務しつつ、地域住民に開業医としてどのように貢献できるかを考えた末に、日本人の死因で多いがん、そして生活習慣病を重点的かつ総合的に診療できる診療科として消化器内科を専門に選んだそうです。
クリニックの継承にあたっては、今まで自身が行なってきた総合病院クラスの検査や診療をよろずクリニックでも行なうことを目指したといいます。自分の家族に接するように患者さんに接することを心がけており、そのフレンドリーさは患者さんにも評判。初診でも「初めての気がしない」という声が寄せられています。
東京都中央区の「ルネスクリニック日本橋」は抗加齢医療・成長因子療法(幹細胞培養上清治療)・がん治療を提供しサポートしています。
標準治療では効果がみられない、副作用が強くて治療が続けられないといった患者さんに、エビデンスに基づき効果が見込める治療を提案します。一人一人の病状やライフスタイルに沿った、予防医療や新しい医療を提供してくれます。
病気を早期に発見し、できるだけ負担の少ない方法で治療するということが現代医療の主眼ではありますが、病気にならない身体づくり、つまり予防に関しては生活習慣の改善にとどまるのみであまり力が注がれていないと森田院長は考えてきました。しかし、現実的には仕事や家事、育児で忙しい人に改善してもらうのは難しいため、森田院長は補助的な治療としてサプリメントや点滴、ホルモン補充療法などを導入しつつ、基本的治療の一歩先の医療を目指しています。
注目を集めている光線療法や再生医療などを取り入れて積極的な介入を行ない、健康の維持・増進や、病気の予防や難治性疾患の病状改善を図りたいと考えられています。
大阪の生野区にクリニックを開業し、光免疫療法をはじめ、高濃度ビタミンC点滴療法やがん遺伝子治療などの先進治療を行っている田中クリニック。
国内でも扱っている医療機関が少ない先進治療も積極的に取り入れている理由には、がんに苦しむ患者さんに新たな治療の選択肢を提示することで少しでも希望をもって治療を受けてもらいたいという願いが込められています。
標準治療と併用して行える治療法もあり、新しい治療の可能性を提示しながら患者さんのQOL向上をサポートしているクリニックです。
保険診療の標準治療では限界がきたがん治療難民の患者さんのために、がんの先進治療や補完医療を積極的に行っている田中善院長。多くの医療機関と連携しながら、さまざまながん治療の提供につなげています。
がんの患者さんやそのご家族が気軽に相談できるホームドクターを目指しており、治療では情報提供やコミュニケーションを重視。また、クリニックのHPにがんの医療相談窓口も設置し、がん治療に悩む患者さんの不安や疑問と向き合い続けています。
福岡天神がんクリニックは、がん遺伝子治療を中心に、がんの予防やがんリスク検診を行なっているクリニックです。さらに2021年3月より、新しくがん光免疫療法を開始しています。
福岡天神がんクリニックで行なわれているがん遺伝子治療や光免疫療法は、末期がんや進行がんで治療法がない、もしくは治療の選択肢が少なくて改善の可能性が低いと診断された方でも適応できる治療法です。「がんをあきらめない」をモットーにしたクリニックとして、患者さん1人ひとりと向き合いながらがん治療の可能性を提示しています。
福岡天神がんクリニックの院長を務める村上医師は、さまざまな医療機関で院長や副院長などの責任ある役職を任されてきた実績の持ち主です。現在は福岡徳洲会病院で外科顧問を務めながら、福岡天神がんクリニックの院長として「がんをあきらめない」をモットーにした遺伝子治療や光免疫療法を行なっています。
1人でも多くの方にがんについて知ってもらおうと電話相談を無料で提供しているほか、クリニックの公式HPでもがんの基礎知識や治療に関する情報を発信。さらにがん遺伝子治療を専門とした医療コーディネーターを設け、患者さんやご家族の不安に寄り添うサポート体制を整えています。
患者の要望に合わせて、がん予防・がん再発予防・がん治療(がん複合免疫療法)といった3つの治療を提供しているクリニック。がん治療については、患者の体への負担が少ない治療を行っており、樹状細胞ワクチン療法(人工がん抗原樹状細胞ワクチン療法、NKT細胞標的療法)を中心として、各種免疫療法を組み合わせた治療を提供しています。
また、治療内容や費用についての質問が可能な個別医療相談にも対応。電話または公式ホームページの専用フォームから申し込みができます。
世界でも有数の樹状細胞ワクチン療法の実績を持つ九州厚生会クリニックの院長を務める小角医師は、がん免疫学の視点から、がん治療を全力でサポートしてくれるドクター。スタッフとともに品質の良い治療を届けることを目指し、ひとりひとりの患者に合わせた治療を提供しています。また、治療に関してわかりやすい説明を行うために、患者からの質問などのついても丁寧に答えてくれます。日本外科学会認定専門医、日本小児外科学会専門医・指導医、日本がん治療認定医。
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