光免疫療法
ICGリポソーム

1日も早い日本での承認が望まれている光免疫療法ですが、2021年5月時点において国内で受けることができる光免疫療法は2つのみです。そのひとつである「光免疫療法ICGリポソーム」はどのような手法なのか、その先進的なメカニズムを紹介します。

こちらの治療は保険適用外の自由診療のため、治療費は全額自己負担となります。がんのステージや症状により、治療費用や治療期間、治療クール数は異なります。詳しくは医師へご相談ください。

また、副作用や治療によるリスクなども診療方法によって異なります。

光免疫療法ICGリポソームの癌治療のメカニズム

光免疫療法ICGリポソームの癌治療のメカニズム 引用元:青木優美クリニック公式サイト(https://aoki-yumi-clinic.or.jp/cancer/photoimmune/index.html)

光免疫療法に用いられるICGリポソームは、がん細胞に選択的に融合して蓄積する特性を持った人工の物質です。そのICGリポソーム製剤を投与した後に、がんの病巣に低反応レベルレーザー光線を照射することでがん細胞を破壊するのが光免疫療法ICGリポソームのメカニズムです。

この治療によって破壊されたがん細胞から放出された物質が免疫細胞を刺激し、その免疫細胞は照射した部位以外に転移したがん細胞もターゲットと見なして攻撃します。

このように、光免疫療法ICGリポソームは直接的、間接的にがん細胞のみを攻撃できる、副作用の少ない治療法です。

崇城大学が開発した”リポソーム”技術

崇城大学が開発した”リポソーム”技術 引用元:青木優美クリニック公式サイト(https://aoki-yumi-clinic.or.jp/cancer/hybridliposome/index.html)

リポソームとは、薬剤の分子をごく小さく加工して、人体に害のない脂質の膜で包む技術です。

がん細胞は周囲に新たな血管をつくり出し、そこから酸素や栄養を取り込んでいます。この血管は普通の血管よりも目が粗くてわずかな隙間が空いていますが、光免疫療法に使用する光感作物質はその隙間よりもさらに小さく、そのまま投与するとがん細胞に届く前に普通の血管から漏れてしまいます。しかし、リポソーム化した薬剤は普通の血管からは漏れずに新生血管からのみ漏れるサイズなのです。

リポソーム化された光感作物質はがん細胞に集中的に蓄積され、光免疫療法の絶大な効果を生むのです。

37ヵ国以上で使用される
低反応レベルレーザー光線「LLLT」

37ヵ国以上で使用される低反応レベルレーザー光線「LLLT」 引用元:青木優美クリニック公式サイト(https://aoki-yumi-clinic.or.jp/cancer/photoimmune/index.html)

低反応レベルレーザー光線「LLLT」は、静脈内や間質(組織)内、関節内における光線力学的レーザー治療を目的として承認されたシステムです。ロシアで開発され、ドイツで広く治療に用いられていましたが、2021年5月時点でさまざまな国の医療機関で使用されています。

LLLTは、病巣を焼き切るような高出力レーザー治療に用いられるものとは違い、手をかざしてもほとんど熱さを感じない出力のレーザー光です。音も熱も振動も発生せず、患者さんへの負担が少ないという点が優れています。

光免疫療法ICGリポソームは
体の浅い部分にある癌へ効果的

ICGリポソーム製剤はがん細胞に選択的に蓄積し、その性質として低反応レベルレーザー光線に感受性があります。光線は体外から照射する方法、内視鏡等を用いて体内から照射する方法、静脈注射により照射する方法などがありますが、いずれにしてもがんに届くことが条件のため、身体の浅い部分にあるがんに効果的であるといえます。

  • 低反応レベルレーザー光線が照射できる体の浅い部分にあるがん
  • 進行がんや体力に自信のない高齢者の方のがん
  • 現在他のがん治療を行なっている場合の併用治療

ICGリポソーム製剤はがん細胞だけをターゲットにし、正常な細胞に影響を与えないため副作用が少なく、進行がんや体力に自信のない高齢者の方へのがん治療にも向いており、他のがん治療との併用も可能です。

光免疫療法ICGリポソームの治療費/治療期間/リスクについて

光免疫療法ICGリポソームの治療費

6回の治療(=ワンクール)で約180万円

光免疫療法ICGリポソームの治療期間

1回の治療に前日の点滴と当日の照射で2回の通院が必要となります。治療の間隔によって治療期間は変わりますので、医療機関に確認が必要です。

光免疫療法ICGリポソームの副作用

  • 点滴の際に、まれに皮下血腫や神経損傷などの合併症が起きることがあります
  • 治療後、悪寒戦慄(身体がガタガタ震えるような病的な寒気)などを起こすことがあります
  • すべてのがんの根治につながるものではありません

光免疫療法ICGリポソーム治療の流れ

1:カウンセリング及び治療前の検査

まずは医師が患者さんの状態を診断します。その結果、光免疫療法ICGリポソームの適応があると判断した場合は治療内容について詳しく説明し、患者さんの同意を得ます。そして治療を受けられるかどうかを最終的に判断するため、採血などによる検査を行ないます。

2:ICGリポソーム製剤の投与

光を照射する前日(24時間~48時間前)に、無菌室で慎重に調剤されたICGリポソーム製剤を点滴で投与します。

3:照射

いよいよLLLTを照射します。照射はがんの部位や状態によって身体の外部からあてる方法、内視鏡を使ってあてる方法、血管から患部に到達してあてる方法の中から適切な照射方法を選択します。

一連の治療の終了後にその効果を評価します。

光免疫療法(ICGリポソーム)を導入しているクリニック

当サイトで紹介している光免疫療法(ICGリポソーム)をはじめ、先進的ながん治療法である免疫療法や遺伝子治療、ポリマー抗がん剤療法など、がんに特化したクリニックとして多くの患者さんを受け入れる青木優美クリニック。

身体的負担の少ないがん検査にも力を入れ、がんの早期発見と早期治療開始を目指しています。

自らもがんサバイバーだった青木院長は、がん闘病の経験を活かしてメンタルケアも重視。治療だけではなく再発の不安も抱える患者さんに寄り添い、丁寧なカウンセリングを行ないます。

世界的な問題となっている新型コロナウイルス感染拡大防止対策の一環として、2020年5月からはスマートフォンでのオンライン診療を開始する試みも。免疫力が低下しているがん患者さんにとっても感染リスクが軽減できるよう、配慮されています。

基本情報

住所 福岡県福岡市中央区天神1-7-11
天神イムズ8階
アクセス 西鉄天神大牟田線「福岡(天神)」
駅より徒歩3分

福岡市営地下鉄「天神」
駅(東3b番出口)より 徒歩1分
診療時間 10時~14時
15時30分~19時30分
休診日 土曜、第一木曜午後
その他(日曜は診療しています)
電話番号 092-717-5005

2019年10月に開院したばかりのりんくうメディカルクリニックは、各研究機関や医療機関と連携した先進的ながん治療が特徴。光免疫療法をはじめ、がん遺伝子治療や高分子抗がん剤治療を用いた統合型がん治療をワンストップで実施できるのが最大の強みといえます。

すでに抗がん剤を経験している患者さんや、標準治療を受けている最中の患者さんにも併用できる治療を提案することも可能で、患者さんに寄り添いつつ新たながん治療の可能性を広げていくことが同院のスタンスです。

新型コロナウイルス感染拡大防止にも力を入れており、京都府立大学で開発された抗体をもとに院内調製した「新型コロナウイルス交代含有・点鼻型予防品」を泉佐野市に無償提供するなど、地域の健康・福祉に大きく貢献している医療機関としての一面も光ります。

基本情報

住所 大阪府泉佐野市りんくう往来南3-41 りんくうメディカルポート2階
アクセス りんくうタウン駅より徒歩10分
診療時間 9時30分~18時30分
休診日 土曜・日曜・祝日
電話番号 0724-24-0024

ルネスクリニック日本橋が提供する医療は新しいがん治療、再生医療、抗加齢医療の3本柱。健康長寿をサポートする丁寧な診療体制の構築とあわせて、新しいがんの治療法も積極的に導入してきました。

そのひとつが当サイトでも紹介している光免疫療法です。

標準治療では効果が望めない、副作用が強くて標準治療を続けられないといった患者さんに、エビデンスに基づいた第四の治療手段を提案するのがルネスクリニックのスタンス。光免疫療法もその手段のひとつで、効果が見込める先進のがん治療法として同クリニックでも期待されています。

もちろん、現在の治療を続けたまま新しいがん治療を受けたいという患者さんには、併用可能な治療を提案することもできます。

基本情報

住所 東京都中央区日本橋室町3-3-1 
ETS室町ビル3F
アクセス 東京メトロ 銀座線・半蔵門線三越前駅 A10番出口直結
診療時間 10時~18時
休診日 日曜・祝日・土曜日(第2/第4)
木曜日(第1/第3/第5)
電話番号 03-6665-0888

長年にわたってがん治療に携わってきた院長が開設したセレンクリニック名古屋。院長自身もがん闘病の経験を持つため、患者さんの気持ちを深く理解しながら診療にあたっています。

同院では大阪大学の特許技術である「新WT1ペプチド」を導入。この技術を用いた樹状細胞ワクチン療法を受けられるのは、東海地方ではここだけです(2020年11月時点)。

免疫チェックポイント阻害薬オプジーボとの併用治療をはじめとする「複合免疫治療」やピンポイントの放射線治療、がんカテーテル塞栓治療と免疫療法の併用も実施。がんを局所的に攻撃しながら免疫を高めていく「あきらめないがん治療」を掲げ、それを実践する先進的なクリニックです。

そして満を持して導入された光免疫療法も、東海地方では初めてとなりました。

参照元:セレンクリニック名古屋公式:http://nagoya.serenclinic.or.jp/news/2020.html

基本情報

住所 愛知県名古屋市中区栄四丁目14-2
久屋パークビル2F
アクセス 名古屋市営地下鉄東山線・名城線「栄駅」より徒歩1分
診療時間 10時~17時
休診日 日曜・祝日・土曜日(第2/第4/第5)
電話番号 052-238-3525

「敷居は低く、志は高く」をモットーに掲げ、良質な医療の提供を目指して日々邁進するよろずクリニック。

通常の保険診療も充実させる一方で、先進的ながん検査や遺伝子療法、6種複合免疫療法、そして光免疫療法といった厳選されたがん治療を自由診療で提供しています。

がんが免疫機能から効率よく逃れているために転移や増殖を繰り返すという「がん免疫サイクル」をすべてのがん治療において重要視するのが、同院の基本的な考え方。理想は免疫機能に悪影響を与えずにがん抗体を放出し、免疫を活性化して治療効果を高めることです。

この追求こそが同院の目指す統合腫瘍治療であり、そして行き着いた答えのひとつが光免疫療法なのです。

基本情報

住所 鳥取県鳥取市美萩野1-118-4
アクセス JR山陰本線「末恒駅」より徒歩10分
診療時間 月火水金9時~12時、15時~18時
木土9~12時
休診日 日曜・祝日
電話番号 0857-59-0433

「標準治療では限界がきている」「これ以上は治療法がない」といったがん患者さんに希望を届けるべく、がんの先進治療や補完療法に積極的に取り組む田中クリニック。

国内でもなかなか受けることのできない先進治療を手がける一方、情報提供とコミュニケーション、そして総合的な診断・治療を3本柱とした患者さんに寄り添うホームドクターを目指します。

多くの医療機関と連携しているのも特徴で、それによって光免疫療法をはじめさまざまながん治療を提供してきました。

このほかアルテミシニン誘導体アルテスネイトによるがん治療や遺伝子治療など治療の選択肢も豊富。標準治療と併用可能な治療法もあり、新しい治療の可能性を提案しつつ患者さんの生活の質の向上サポートに努めています。

基本情報

住所 大阪府大阪市生野区生野西2-3-8
電気館ビル1F
アクセス JR大阪環状線「寺田町駅」より徒歩4分
診療時間 月水金9時~12時、16時~19時
火木土9時~12時

(※水・金は初診16時からの完全予約制)

※自由診療は必ず電話予約が必要
(木・土は原則として自由診療は行っていません)
休診日 日曜・祝日
電話番号 06-6711-3770
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